社寺使用「過去帳」の見本布です。緞子、金襴緞子と呼ばれる美術布をご用意しております。
布をクリックすると大画像を見ることができます。他にも20種類ほど、布を用意しております。ご希望でしたら布見本をお送りいたします。
布見本ご希望の方(お寺さま) 077-521-2521(京都和とじ館) までFAXでお申し込みください。郵送いたします。
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w101 紺藍緞子
こんあいどんす
定番の伝統紺布。江戸時代一般庶民は藍色に染めた木綿の着物を着用し、日本を訪れた外国人が「どこを見てもみな青だ」と驚いたとされますが、着物だけではなく書物の表紙にも用いられてきた基本色布です。
w112 紺地唐草緞子
こんじからくさどんす
落ち着きのある紺地(藍)に、唐草を織り込んだ伝統文様の緞子です。経本や和本の表紙としてよく用いられます。
w104 宝冠唐草緞子
ほうかんからくさどんす
草緑地に宝冠の形をした唐草を連続させた文様で、宝冠が途切れることなく連続することにより、成功と繁栄を象徴する緞子です。俗にタコの足に似ているところから、タコ唐草とも言われます。
W201 淡紅地菱形飾緞子
あわべにじひしがたかざりどんす
淡いピンク地に花飾りの付いた菱形を連続させた文様。緑糸で格子が作られ、全体的に地味ですが品格があり、角度のよっては微妙に色目が変わります。
w208 菊桐唐草金襴
きくきりからくさきんらん
鮮やかな朱地に、日本を代表する菊花と桐葉を織り込んだ文様で、非常に華やかですが、これは夜の勤行時にも鮮やかに浮かび上がるよう考案されたもの。豪華であるだけではなく汚れに強い布です。
w213 金糸蓮花文様金襴緞子
きんしれんげもんようきんらんどんす
濃い藍色の地に金糸で蓮花が織り込まれたもの。蓮の花文様は飛鳥時代に中国から伝来し、法隆寺薬師如来の光背にも彫られています。蓮の花は仏教を象徴する花として知られ、気高さの中に静寂を秘めた豊饒と安らぎを表すとされます。
w301 霊芝雲大燈金襴緞子
れいしぐもだいとうきんらんどんす
大徳寺を開いた大燈国師宗峰妙超(はこの文様の袈裟を好んで着用。千利休が大徳寺で禅を行ったことから、茶人の間でこの緞子が珍重されます。不老長寿の霊芝を雲に見立て、万物を育てる象徴とされる文様です。
w306 鼠色地花唐草文様緞子
ねずいろぢはなからくさもんようどんす
灰色と青の混じった鼠色(ねずいろ)とよばれる地に、唐草唐花が織り込まれた美術布で、金糸は入っていませんが、非常に落ち着きのあるすばらしい布です。
w308 青鈍地小唐草金襴緞子
にびいろじこからくさきんらんどんす
黒に近い、深みのある緑を青鈍(にびいろ)と呼び、日本では大変大切にされてきた色目ですが、この深い落ち着きのある色地に、金糸で小さな唐草が連続して織られた文様です。昔から高級な掛け軸表装用として、歴史上名のある武士や茶人の消息などを表装するのに用いられてきました。