京都和とじ館
有限会社オフィス・コシイシが運営する和本制作工房です。朱印帳・過去帳・結婚関連和本・歌集等の少部数出版などを主に制作販売する工房です。2002年京都一乗寺で開設し、南禅寺店を経て、2006年より大津市に移転営業しています。
野山の紅葉が始まりました
所在地:大津市南志賀1-11-24 TEL077-575-2912 FAX077-521-2521古文書解読は→こちらへ
和とじ館のご案内
1.オリジナル朱印帳の制作・販売
和とじ館では、西陣織を中心とする金襴緞子(きんらんどんす)等の美術布を表紙に用いて各種朱印帳を制作販売しています。注文を頂き制作しお送りするシステムとしております。城帳(各地の城巡り帳)などもご依頼に応じて作成しております。
1)「和とじ館オリジナル朱印帳」:(縦18×幅13cm・ジャバラ形式) 詳細はこちら
2)「絵柄朱印帳」:(京都西陣の瀬川織物正絹布使用・ジャバラ形式) 詳細はこちら
3)「大サイズジャバラ朱印帳」:A4縦サイズのジャバラ朱印帳です. 詳細はこちら
◎ 朱印帳教室 (現在はお休み中です)
現在和とじ館は滋賀県大津市(比叡山の車での上り口)に移転していますが、以前は南禅寺で店舗を構えていました関係で、和紙や布(友禅や西陣織)が容易に入手出来、当初はそれら材料を用いて個人を対象にした朱印帳制作教室を行っていました。JR東海様のイベント(そうだ、行こう。京都)などで京都のお寺をお借りし、朱印帳制作体験など度々行ってきました。こうした経験を踏まえまして、和とじ館の朱印帳も制作し販売するようになりました。注文をいただき制作する関係上、少部数の販売となりますが、2005年の販売以来、多くの方にご愛顧いただき、感謝申しあげております。西陣織の織り元も少しずつ廃業する所が増え、和紙も段々種類も減少し、いつまで出来るかわかりませんが、日本の素晴らしい伝統を少しでも継承していきたいと思っております。
和とじ館の朱印帳教室は、「御朱印でめぐる全国の神社」(ダイヤモンド社)「御朱印でめぐる京都の古寺」(ダイヤモンド社)「月刊 京都766号」(白川書院)等で紹介いただきました。
2.社寺向け過去帳・経本の制作
お寺向けに、過去帳や経本を制作しております。
1)過去帳の制作:現在お使いの過去帳の形式やレイアウトを合わせて作成いたします。表紙は主に緞子(どんす)や金襴(きんらん)の美術布を用いますが、ご要望により和紙を表紙にすることもできます。本体は機械漉きの和紙(三種類ほどご用意)、手漉き和紙(細川紙)を準備しております。形式は次の三種類で作成いたします。
ア、糸とじ形式 イ、大和とじ形式 ウ、折り帳形式
詳細→こちらより
2)経本の制作(ジャバラのお経作ります):ジャバラ形式のお経を作成する制作所が少なくなってお
りますが、和とじ館は折り形式のお経の制作を得意としております。
古くなったお経など写真を撮り複製することも可能です。最近ではワードやエクセル、一太郎などを用いて独自にデータを作成されるお坊様も増えております。このようなデータをお送りいただけましたら、ご希望のサイズで折り形式(ジャバラ)のお経を作成いたします。一冊から作成可能ですのでどうぞお尋ねください。
帙(ちつ)の制作も承っております。
お尋ねは→こちらから FAXでのお尋ねは→077-521-2521 まで
3.結婚証明書(誓約書)などの結婚グッツ制作
ご結婚にあたり、独自な結婚証明書(誓約書)を作りませんか?最近では、決まり文句の結婚誓約書ではなく、独自に思いを記して作るカップルが増えています。和とじ館では、西陣織の美術布を用いまして、独自文面のオリジナル証明書(誓約書)を作成しております。誓約書の外、結婚式での芳名帳も作成いたしております。 詳細は→こちらへ
お尋ねは→こちらから
○仏式の結婚式にも対応した結婚宣誓書なども作成いたします。
和とじ館では2002年より、歌集や和歌集など、少部数の和本を作成しています。これまで多くのご利用を頂いております。墨やペンで書いたものが、ありましたら、活字への打ち込みから制作まで行います。またそのまま墨字を写真にとり、冊子に仕上げることも可能です。本体には和紙を用います。表紙は私どもで用意しております多くの布からお選びいただくか、愛用されたいた着物などを表紙にすることもできます。ワードや一太郎で作成しました原稿があれば、安くできます。
最小単位10冊から制作可能ですので、どうぞ気楽におたずねください。 詳細→こちらから
○もちろん、和歌集。俳句集の外、随筆集なども可能です。最近ではご自身のことを振り返った自伝書や、また一族の歴史などを調べてまとめあげたものを、子や孫のために遺したいと、数冊作られる方がおられます。
お問い合わせは→こちらから
5.個人向けの「過去帳」を制作しています
仏壇のあるご家庭では、亡くなられたご先祖の名を記した「過去帳」と呼ばれる小さな冊子が、仏壇に供えられている所も多いかと思います。「過去帳」は本来お寺で檀家の亡くなった方を記録し、法要などに活用されてきました。それが檀家などの個人宅に伝わり、亡くなっご先祖の名を記して祭るようになったものです。宗派や地域によっては、位牌を作るが、過去帳は作らないところもあったようです。また逆に位牌は作らず、過去帳を位牌の代わりに祭る所もありました。過去帳は、亡くなった先祖を忘れないために記録しておくのが主であったと思われますが、また生前戒名といい、亡くなる前にお寺より戒名を授かることも多く行われ、その折りに「過去帳」に戒名を記して与える習慣も見られます。亡くなった人は生前の行いにより人や畜生などに生まれ変わるとする「輪廻思想」があり、戒名をもらうことにより、輪廻から逃れ極楽へゆけるとの考えに基づいていたようです。ただ戒名を授かれば輪廻からのがれられるのではなく、遺された人々が心より亡くなった人を祭り続けることも大切とされ、亡き人の名(戒名)を記して祭った、これが「過去帳」の意味であったと思われます。
現在は、キリスト教など仏教以外を信仰する方も増えていますので、そのような方には仏教でいう「過去帳」は必要でないでしょう。しかし亡くなった先祖のことを大切にしたいとの思いは、宗教、宗派を超え、多くの方が抱いておられるものです。「過去帳」も従来のように「戒名(法名)」を先に記すものから、生前の名(俗名)を先に書いたりするのを希望される所も増えています。
和とじ館では、もちろん従来の形の「過去帳」から、新しい形の「先祖祈念帳」といったものまで、ご希望の形にレイアウトし、作成しております。寺しまい、墓しまい、が叫ばれる昨今ならでは、自分を生み育ててくれた「先祖の御名前と亡日」を記録した小さな冊子を、置かれてはどうでしょうか。おおむね手のひらにのるようなサイズがよいかと考えています。
お問い合わせは→こちらから
5.家系図の製本 (和本に仕上げます)
退職後、個人で自分の家の歴史を調べ、ワードやエクセルで家系図を作成する方が増えています。このような個人作成のデータをお預かりして、巻き本・折り本・糸とじ本・大和綴じ本などの和本に仕上げるサービスを行っています。お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせは→こちらから
Ⅰ伝統和本の制作
墨(筆)で和歌や俳句などを記したい、とのご希望に対応し、伝統の和本(四つ目綴じ本)などを制作いたします。用紙は機会漉き和紙から手漉きの和紙までご用意いたしております。
Ⅱ和本教室の開催
四つ目綴じ本、手作りの朱印帳など、教室を行っています。
※現在は休止しております。
Ⅲ古文書解読
江戸期、明治大正期の文書および利休など茶人の書、掛け軸などを解読します。 詳細→オフィス・コシイシ
「勧学堂の論語」:論語の全てを解説し音楽視聴用プレイヤーなどで聴くことができるようにしました。
和本仕立ての論語も準備しました。 詳細→こちらへ
「Starlore of Japan」:日本各地の星にまつわる話を英文で記したものです。別冊に日本語版がつきます。詳細はこちらへ
「おきなわ民話の旅」:八重山から宮古、沖縄本島、奄美の島にむかしから伝わるお話を絵と文でつづります。詳細はこちらへ